ラグジュアリーホテル
開業までのブランドストーリー
2024年7月26日(金)にソフトオープン、その後グランドオープンを迎える
「バンヤンツリー・東山 京都」のご紹介と共に、ホテルの建築デザインを手掛けられた
建築家の隈研吾氏にホテルのデザインコンセプトについてお話をお伺いしました。
外観完成イメージ 検討段階のものであり、今後変更となる可能性があります
ウェルス・マネジメントグループが、投資・開発・経営に携わる「バンヤンツリー・東山 京都」。
いよいよ2024年7月26日(金)にソフトオープンし、その後まもなくグランドオープンします。
日本初上陸のホテルブランドの母体をなすバンヤン・グループは、1994年にサステナビリティを主たるコンセプトとして設立され、ウェルビーイングとスチュワードシップを主軸とし、すべてのステークホルダーとホテルが所在する土地、商品、ブランドに長期的な価値を創造することをミッションとしています。
能舞台を眼前にしたレストラン完成イメージ 検討段階のものであり、今後変更となる可能性があります
温泉付き客室完成イメージ 検討段階のものであり、今後変更となる可能性があります
このバンヤン・グループのフラッグシップホテルが、ついに京都に誕生します。「バンヤンツリー・東山 京都 」は、高台寺や清水寺も近い京都東山の高台に位置し、市内が一望できるラグジュアリー・アーバンリゾート。天然温泉の源泉を有し、温泉付きの客室も一部に完備。温泉を活用したバンヤンツリー・スパにもご期待ください。さらに、京都市内のホテルで唯一となる能舞台も建設予定。幻想的な空間にもご期待ください。
今回は、まもなくグランドオープンを迎える「バンヤンツリー・東山 京都」の建築デザインを手掛けられた
建築家 隈研吾氏のインタビューを交えて、「バンヤンツリー・東山 京都」の世界をご紹介します。
「バンヤンツリー・東山 京都」のデザインを手掛けた
1954年生。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。50を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。主な著書に『点・線・面』(岩波書店)、『ひとの住処』(新潮新書)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。
©J.C.Carbonne
デザインアーキテクト
隈 研吾
Q1
「バンヤンツリー・東山 京都」の
建築デザインの
コンセプトを教えてください。
「自然との調和」「伝統的木造建築の美」
京都の町の際である敷地。自然と町の景色、両方を享受できる特別な場所において、自然との調和を大切にしました。伝統的な木造建築の美しさを随所にちりばめつつも、現代的な手法で落とし込んでいます。
現地確認の様子
Q2
敷地の特性や京都の敷地、
この地域の印象を教えてください。
東山のエリアは古来より、京都の町と山の間、町の端に当たる場所で、敷地の北には大谷祖廟、南には大谷本廟(鳥辺野)があり、現世と来世を隔てる結界のような場所でありました。
古くから書物にも登場し、自然と町の賑わい両方を享受する場所です。また、高台にあるため、京都市内でも類を見ない素晴らしいビューを望める敷地です。
建設中の能舞台を確認する様子
Q3
本プロジェクトにおける「能舞台」について、デザインのこだわりやウェルス・マネジメントグループ、バンヤン・グループとの協働プロセスについて教えてください。
千野社長がこの地より感じ取ったインスピレーションより、能舞台を一つの核とし、ホテル全体のコンセプトとして「幽玄」を掲げました。
レストランに面した能舞台は、霊山(りょうぜん)の山を背にし、豊かな自然に溶け込むようデザインされました。
伝統的な寸法体系を守りつつ、ホテル本体と統一感のあるデザインが、存在感と儚さを兼ね備えた能舞台を作りあげています。
長期のプロジェクトの中で、床面だけの舞台、本舞台だけの提案となった時期もありましたが、能舞台としての風格を保つために、様々に形を変え、可能な限り当初のイメージを継承して完成することができました。
工事は、社寺仏閣を多く手掛ける奈良の職人たちによって施され、木の肌理も仕口も立派で美しい能舞台となりました。
Q4
完成後、ホテルに滞在するゲストへ
メッセージをお願いします。
東山の森と溶け込み、外界から切り離されたサンクチュアリを作りました。
霊山(りょうぜん)の山に住む鳥たちのさえずりや、笹鳴りの音、静けさを感じることができるよう、森に対して最大限に開くようホテルを設えました。
洗練された木造建築の集まる京都で、木造建築の美しさを引継ぎ、周辺の建物とも調和のとれた現代的な手法を試みています。軒下に連なる垂木は奥行きと柔らかな陰影をもたらし、時の移ろいを感じさせます。
バンヤンツリー・東山 京都
公式サイトでさらなる世界観をお楽しみください。